Excel365でイータ縮小ラムダが使えるようになった記念ということで。複数条件で抽出する方法としては、今まで MMULT関数を使うのが一般的でしたが(嘘つけ)、イータ縮小ラムダを使えば、複数条件での抽出の記述もすっきりまとめられます。
E2:=FILTER(A2:C9,BYROW(A2:B9={"A","あ"},AND))
この「AND」のところが「イータ縮小ラムダ」です。
上では配列定数を使っていますが、セル参照でも問題ありません。
E2:=FILTER(A2:C9,BYROW(A2:B9=A2:B2,AND))
これは革命的ですね。以前だったら
E2:=FILTER(A2:C9,MMULT(N(A2:B9={"A","あ"}),{1;1})=2)
や
E2:=FILTER(A2:C9,BYROW(A2:B9,LAMBDA(x,AND(x={"A","あ"}))))
みたいな数式が必要でしたもんね。