指定フォルダに入っている Excelファイルで、単純に「ブックの中のこのセルだけ」を読み込んで結合したい場合の手順をまとめてみました。
まずは参照用のフォルダに同形式のファイルを保存します。全部同じシート名・同じ配置が前提ですのでご注意を。
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今回は参照するセルも「F6」固定としています。位置が異なる場合は、値を抽出する操作が別途必要になりますが、ここでは割愛します。
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Clik here to view.[データ]→[データの取得]→[ファイルから]→[フォルダーから]
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Clik here to view.参照用のフォルダを選択して[開く]
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[結合]→[データの結合と変換]をクリック
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サンプルとなるシートを指定して[OK]
これでヘルパークエリが勝手に作成されます。ここからはエディタ画面での操作になります。
覚えておいて欲しいのですが、ヘルパークエリで編集するのは基本「サンプル ファイルの変換」クエリだけということです。他は触ると元に戻せなくなる可能性もありますので、理屈が分かっていない人はノータッチ絶対でお願いします。
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「サンプル ファイルの変換」クエリを選択 欲しい値を選択
必要な値を選択したら「ドリルダウン」を実行します。
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値を選択した状態で右クリック[ドリルダウン]
「ドリルダウン」は「より詳細なデータに掘り下げること」を意味する言葉ですが、クエリでは「値を取り出す」くらいの意味で使われています。
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この状態のまま結合してもいいんですが、後の流れを考えるならテーブルに変換したおくほうが手間が少ないのでお勧めです。
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数値ツール[変換]→[テーブルへの変換]
これで簡単にテーブルに変換できます。
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ところがお気づきでしょうか(画面左下)。テーブルへの変換が済むと、結合用のクエリ(今回の場合「参照」クエリ)がエラー表示になってしまいます。エラーの内容を見ると
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「Expression.Error: テーブル列 'Book1'がみつかりませんでした。」となっています。これは「さっきとテーブルの形が違うんだけど!?」という意味のエラーです。ただ下記の操作をすれば取り除けますのでご安心ください。
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適用したステップの最後に表示されている「変更された型」を選択
左の「×」をクリック
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これでエラーが解消されます。先ほど「テーブルへの変換」をしていなかった場合は、もうひとつ上のステップも削除する必要があります。この辺りは好みですね。
後はブックにデータを読み込めばおしまいです。
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[ホーム]→[閉じて読み込む]→[閉じて次に読み込む]
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[既存のワークシート]を選択
読み込みたいセルを指定して[OK]
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これで完成です。長々と書きましたが、慣れてしまえば数分で終わる作業だったりします。