Microsoft365に新しく追加された GROUPBY関数を使うと、指定範囲を基準にしてグループ化した結果を返してくれます。利用用途は集計に限りません。パワークエリのグループ化と同じく、文字列の連結にも使えます。
GROUPBY関数の第3引数には「function」を指定することになっていて、ここに縮小記述(「イータ縮小ラムダ」といいます)で「SUM」や「AVERAGE」のように指定すると、それぞれの目的に合わせた集計結果を表示させることができます。この縮小表記の方法には、集計用の関数だけではなく、「ARRAYTOTEXT」も含まれています。
「ARRAYTOTEXT」を使った場合=GROUPBY(テーブル1[部署名],テーブル1[名前],ARRAYTOTEXT,,0)
このように記述すると、該当する値を「, (半角のカンマと半角スペース)」で区切って表示してくれます。便利ですね。
ただし、この記号を「, 」以外にしたい時は、縮小記述を諦めることになります。例えば「、」を区切り文字にしたい場合は、LAMBDA関数使って下記のようにします。
別の区切り文字を指定したい場合=GROUPBY(テーブル1[部署名],テーブル1[名前],LAMBDA(x,TEXTJOIN("、",,x)),,0)
少し長くなりますが、これはこれで使えそうです。